米Googleは10月21日、Gmail Labsに自動返信機能「Canned Responses」を追加した。似たような内容のメールを繰り返し受け取り、同じような内容の返信を何度も送っている人向けの機能。あらかじめメッセージを作成し、Canned Responsesボタンで保存しておくと、何度も同じ内容を入力しなくても、そのテキストを繰り返し使うことができる。
LabsのCanned Responsesをオンにし、フィルタを設定して自動返信用テキストを作成すれば、該当メールに自動的に返信してくれる。自動返信用テキストは複数保存できるので、異なるキーワードごとに違うメッセージを振り分けることが可能だ。
また、Gmailの連絡先管理機能が向上した。これまでは、同じ相手に5回メールを送ると、その相手先が自動的に「Myコンタクト」に移されていた。しかし今後は自動的に移動されることはなく、ユーザー自身が「連絡先候補」から連絡先を選び、Myコンタクトへ移動させることになる。メールのあて先入力時に、すべての連絡先がオートコンプリートで表示されるのは変わらない。
今回の変更にともない、これまでGoogleが自動的にMyコンタクトに移動させた連絡先は、連絡先候補へと戻された。ユーザーが編集、インポート、またはグループに追加したものだけが、Myコンタクトに残されている。
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