大手家電小売チェーン店の米Circuit Cityは11月3日、米国内155店舗の閉鎖と、将来の新規開店予定の縮小を含む事業再編にただちに着手する計画を明らかにした。
景気後退による消費者の買い控えが売り上げに影響し、粗利益率が同社の当初の予想を大きく下回った。また先に発表した同社第2四半期の業績を理由に、一部ベンダーが支払い条件を厳しくするなど、周囲の状況が悪化したと説明している。
Circuit Cityは、売り上げ成績の悪い155店舗を閉鎖して全店舗数を566とし、全体の約17%の従業員を削減する。
将来の新規出店計画も見直し、今年度に予定していた出店計画のうち10店舗は見送り、2店舗にとどめる予定という。
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