米Googleと米Yahoo!は11月5日、6月に発表した北米におけるWeb広告提携を撤回したと発表した。
両社の提携は、Yahoo!がGoogleによって販売される検索広告を表示し、広告収入の一部を受け取るという内容だった。
Yahoo!は現在でも提携にはメリットがあると信じており、Googleが法廷で争うのではなく、提携を撤回する道を選んだことに失望したとしている。Yahoo!によれば、同社が司法省の懸念に配慮する修正案を提示したものの、Google側から提携解消の通知があったという。
一方Googleは、提携内容の変更についての話し合いを含む4カ月に及ぶ検討の結果、規制当局と一部の広告主が、提携に対し懸念を持ち続けていることが明らかになったとし、提携を推し進めることは、法的な争いを引き起こすだけでなく、パートナーとの関係にもダメージを与えると説明。長期的に見れば、Googleにもユーザーにも利益にならないと判断し、提携撤回に踏み切ったとしている。
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