USBメモリ入りソフト販売広がる ミニノートが後押し
USBメモリにPC用ソフトを入れたパッケージ販売が広がってきている。皮切りとなったソースネクストは予想を上回るペースで出荷し、追随の動きも。
CDやDVDなどの光ディスクではなく、USBメモリにPC用ソフトを入れたパッケージ販売が広がってきている。皮切りとなったソースネクストは出荷本数が予想を上回るペースとなり、他社が追随する動きも出てきた。
キングソフトは11月5日、オフィスソフト「KINGSOFT Office 2007 Plus」をUSBメモリに保存したパッケージ(オープン価格)を、ベスト電器とさくらやで発売した。
2GバイトのUSBメモリに同ソフトを入れ、両店でミニノートPCを購入するユーザーを対象に販売する。ミニノートは光ディスクドライブを搭載しないのが一般的なため、「別途ドライブを用意せずにUSBメモリーから直接インストールできる上、USBメモリの残り容量を外部メモリとしてユーザーが利用できるなど、メリットが大きい」としている。
ソースネクストは「Uメモ」シリーズとして、主力ソフトを1GバイトUSBメモリに入れた「ウイルスセキュリティZERO」(4980円)など7タイトルを9月に発売。初年度で合計100万本の出荷を見込んでいたが、出荷実績は発売1カ月で65万本という「予想を超えるペース」になった。
追い風になったのは、販売が拡大するミニノートPC。周辺機器コーナーなどに販売場所が拡大したのも後押しとなった。
今後、パッケージを手のひらサイズに小型化することで販売場所の拡大を図っていく。現在はPC本体コーナーで全国600店舗で販売されているが、年内に1000店舗に広げる計画だ。
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