ジーエフケーマーケティングサービスジャパンが11月12日に発表した、家電量販店でのレコーダー販売動向調査で、11月第1週(3〜9日)のBlu-ray Disc(BD)レコーダー販売数が、初めてDVDレコーダーを上回った。
全販売数の50.75%をBDが占めた。9月から11月にかけ、パナソニックやソニー、シャープが新モデルを発売し、中には8万円代の低価格機もあったことなどが需要を押し上げたとみている。
平均価格は、6月第1週以降11万円台で推移していたが、10月第3週以降は10万円台に下がっている。
BDレコーダーの普及スピードはDVDレコーダーより速い。販売数の構成比が10%から50%に到達するまでの期間は、DVDレコーダーは82週間、BDレコーダーは53週間と、約1.5倍の速さだった。
「HD放送に対応した薄型テレビの普及や、HD映像を画質を落とさず録画できるというBDレコーダーの特徴が需要を加速させた」としている。
ビデオデッキからBDレコーダーに買い換える人が増えている。08年7〜9月に行った消費者パネル調査では、BDレコーダーを購入した人のうち「ビデオデッキからの買い替え」が18%、「DVDからの買い替え」が50%。4〜6月はそれぞれ16%、54%だった。
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