ピクシブは11月18日、SNS「pixiv」で、イラストごとに設定できる利用ルール「pixivコモンズ」(ver.1.0)の運用を12月から始めると発表した。ユーザー同士の2次創作を盛り上げるのが狙いだ。
イラストの投稿ページか管理ページで、「転載許可」「2次利用許可「2次創作許可」の3つを組み合わせて利用条件を設定する。
2次創作許可は、作品の世界観やキャラクターの設定を元に、独自にイラストや動画、フィギュアなど派生作品を創作できる。2次利用許可は、作品を素材として利用し、Tシャツや名刺にプリントしたり、スライドショーを制作できる。転載許可は、ほかのWebサイトやブログへの転載を認めるもので、改変はできない。
3つの組み合わせ以外に、アダルト作品への利用を認めるかや、作者名を表示するかなど、特記事項を付け足すことが可能だ。非営利目的のみの利用を想定しており、営利目的で利用したい場合は作者に許諾を得る必要がある。
ユーザーが利用しやすいよう随時改善していく予定で、実装までに仕様を変更する可能性もあるとしている。
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