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NVIDIA、Tesla C1060搭載の「パーソナルスーパーコンピュータ」を発表
「Tesla Personal Supercomputer」はGPUコンピューティングプロセッサのTeslaを搭載する安価なスーパーコンピュータを構築するための仕様。Dell、Lenovo、ASUSなどが製造を表明している。
米GPU大手のNVIDIAは11月18日、研究者向けの安価なスーパーコンピュータ仕様「Tesla Personal Supercomputer」を発表した。同社の並列コンピューティング技術の「NVIDIA CUDA」を採用したGPUコンピューティングプロセッサ「Tesla C1060」を搭載する。クラスタレベルの性能を、従来の100分の1程度の1万ドル以下という価格で、デスクトップワークステーションの形態で提供するとしている。
既にMicrowayなどがマシンを販売開始したほか、Dell、Lenovo、ASUS、ドスパラ、ユニットコムなど数社がパートナー企業としてこのHPCの製造を表明している。DellはPrecision R5400と同T7400にTesla C1060を搭載し、2T(テラ)FLOPSの処理能力を提供するとしている。
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