コクヨビジネスサービスとデベロソリューションズは11月20日、持ち運び可能な携帯型3次元スキャナー「LISA Mobile」(ライザ モバイル)を共同開発し、来年1月30日に発売すると発表した。従来は難しかった狭い場所なども計測できるという。価格は1260万円。
立体物にレーザーを当て、240度の範囲で毎秒1万点の座標を計測し、それを元に3次元モデルを取得できる。サイズは148(幅)×135(奥行き)×192(高さ)ミリとコンパクトで、900グラムと軽く、持ち運べるのが特徴だ。
従来は固定された本体から放射状にレーザーを飛ばして計測するため、障害物の裏側にレーザーが届かなかったり、狭い場所の計測が困難だった。新製品は、対象物に近づいて障害物の裏側なども均等に計測できる。
姿勢情報の補正を行う3次元モーションセンサーも内蔵しており、高密度なデータ取得が可能という。店舗や工場などを計測し、図面を作成したり、メンテナンスに生かすといった活用法を想定している。
関連記事
- フルカラー3Dプリンタ、さらに大きな模型も可能に 「ZPrinter」新製品
石膏の粉を固めて立体模型を作れるカラー3Dプリンタ「ZPrinter」の新製品が発売された。造型可能サイズは同シリーズで最大だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.