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ウィルコムが携帯参入? ドコモMVNOで、一部報道
PHS専業のウィルコムがドコモMVNOで携帯データ通信に参入する計画があると一部が報じ、ウィルコムは「NTTドコモを含めいろいろな可能性について話し合っていることは事実」とコメントした。
ウィルコムが携帯電話回線によるデータ通信事業に来春にも参入する方針だと、12月1日付けで一部報道機関が報じた。NTTドコモの回線を借りるMVNO方式という。ウィルコムは同日、競争環境が激化する中、NTTドコモを含めて「いろいろな可能性について話し合っていることは事実」などととコメントした。
PHS専業のウィルコムは、データ通信サービスで携帯電話事業者との競合が続いて苦戦。特に同社が市場を開拓してきた法人向け市場で解約が増加し、10月まで3カ月連続で契約者数が純減になるなど厳しい状況が続いている(データ通信は「我慢の時」 好調「HONEY BEE」新機種投入のウィルコム)。
来春には高速化した次世代PHS「WILLCOM CORE」をスタートする計画だが、新サービスのインフラなどが整うまでの「つなぎ」として、ドコモMVNOの活用を検討している可能性はありそうだ。
ウィルコムのコメント 「競争環境が激化するなか、新たなサービス展開など進める上で、さまざまな可能性について検討しており、その中でNTTドコモ様も含め、色々な可能性について話し合いを行っていることは事実です。なお現時点で、これらに関わる個別の案件・内容についてはお答えできません」
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