PCやiPodにも補償金は必要? JASRACなど、ニコ動でユーザー調査
PCやiPodにも補償金は必要か――JASRACなど音楽関係7団体が、ニコニコ動画の「ニコ割アンケート」を使い、録音録画補償金に関する意識調査を行った。
PCやデジタル音楽プレーヤー(iPodなど)にも録音録画補償金を課金すべきか――日本音楽著作権協会(JASRAC)や日本レコード協会など音楽関係の7団体は、「ニコニコ動画」の「ニコ割アンケート」を使い、私的録音・録画に関する実態調査を行った。
調査は12月19日から12月21日にかけて実施し、約18万件の回答があった。
「デジタル方式で行う私的録音録画には、著作者やアーティスト、レコード製作者などへの補償金の支払いが必要であることを知っているか」という問いに対し、「知っている」は38%だった。
「PCや携帯音楽プレイヤーなど、デジタル方式の録音録画機器に対して、MDやDVDと同様に、クリエイターなどに補償金を支払うべきだと思うか」という問いについては、「支払うべきとは思わない」が36%で、「支払うべき」(14%)を上回った。「支払っても良いが、払う金額による」は50%だった。
音声や音楽をデジタル録音する際に利用するメディアについて聞いたところ、最も多かったのは「PCのHDD」(51%)で過半数を占めた。デジタル録音する理由で最も多いのは「携帯プレイヤーや車で聞くため」(50%)だった。
よく利用する録音源の首位は「レンタルショップで借りたCDから」(28%)。次いで「自分や家族が購入した市販のCD、録音済みMD・テープから」(18%)、「動画投稿サイトのストリームサービスから音声だけ録音」(13%)だった。
「最近1年間、主にどのような映像コンテンツをデジタル録画したか」という問いに対しては、「地上アナログ放送の番組」(38%)が最も多かった。次いで「インターネット、ファイル交換、携帯サイトで無料で入手できる映像」(24%)、「地上デジタル放送」(21%)だった。
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