民事再生を申し立てて経営再建中の九十九電機(ツクモ)は1月6日、ヤマダ電機に全事業を譲渡することで基本合意したと発表した。ヤマダ電機は子会社を通じて事業を譲り受ける。
1月31日をめどに譲渡契約を結び、3月上旬に譲渡を完了する予定。ツクモブランドは維持する方向で協議を進めているという。
ヤマダ電機はツクモの事業を譲り受け、PCや周辺機器、パーツの品ぞろえや販売力を拡充。ネット販売や法人販売でもシナジーを期待できるとしている。
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