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レーザーディスク生産終了 パイオニア、部品調達困難で

パイオニアがついにレーザーディスクプレーヤーの生産を終了。デジタル化したDVDとBDの普及で、その役目を終了する。

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 パイオニアは1月14日、レーザーディスクプレーヤーの生産を終了すると発表した。1981年10月の発売以来、国内で累計約360万台を販売したが、DVDやBlu-ray Discなどの新メディアが普及する中、専用部品の調達が困難になってきたとして、生産打ち切りを決めた。

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DVL-919

 今後、DVDコンパチ機「DVL-919」とCDコンパチ機「CLD-R5」、カラオケ機「DVK-900」「DVL-K88」の4機種合計3000台の生産をもって終了する。修理は、部品の最低保有期間(機種ごとに生産終了時から8年間)は継続し、その後も部品在庫がある場合は対応するとしている。

 レーザーディスク(LD)は、直径30センチのディスク(20センチの「シングル」もあった)に記録したアナログ映像をレーザーで読み出す方式。オランダのPhilipsが開発した技術をもとに、国内ではパイオニアが民生向けに製品化。日本ビクターが開発した「VHD」との規格戦争を制し、業務用カラオケなどでも普及した。アニメファン向けの「BOX」販売もLDで定着。PC用記録媒体として「LD-ROM」も発売された。既にLDソフトのプレスは終了している。

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