韓国Samsung Electronicsが1月23日に発表した第4四半期(10〜12月期)決算は、売上高は前年同期比6%増の18兆4504億ウォンだったが、222億ウォンの純損失を計上した。前年同期の純利益は2兆2100億ウォンだった。
メモリ売上高は前年同期比26%減で2兆3900億ウォン、半導体全体の売上高も同20%減の3兆9200億ウォンとなった。DRAM市場は、メーカー側からの供給は減ったものの、需要の低迷により市場での供給過多状態が続いているという。
液晶パネル事業では、景気後退による需要の鈍化により、売上高は前年同期比6%減の4兆2100億ウォンとなった。
携帯電話は、タッチスクリーン式などハイエンド品の需要が伸び、売上高は前年同期比37%増の6兆9400億ウォンだったが、平均販売価格(ASP)の下落などにより、利益率は下がったとしている。
通年では、売上高は前年比15%増の72兆9500億ウォン、純利益は26%減の5兆5300億ウォンだった。
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