任天堂は1月29日、2009年3月期通期の業績予想を下方修正し、売上高が1兆8200億円に、営業利益が5300億円にとどまる見通しだと発表した。それぞれ過去最高だが、従来予想より売上高を1800億円、営業利益を1000億円引き下げた。想定を超える円高が響いた。
想定為替レートは1ドル90円(従来は1ドル100円)、1ユーロ120円(同1ユーロ140円)に見直し。年末商戦の結果を踏まえ、Wiiの通期販売台数予想を100万台引き下げ、2650万台とした。好調の「ニンテンドーDS」は100万台上乗せし、3150万台とした。
経常利益は従来予想比2100億円減の3700億円、純利益は同1150億円減の2300億円となる見通し。1株当たりの年間配当は1370円と、従来予想の1630円から下方修正した。
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