Google「Android」、近く日本語に対応 「日本の携帯をオープンに」
米Googleが提供する携帯電話向けプラットフォーム「Android」が、「今年の近いうち」に日本語に対応する予定だ。
米Google日本法人のジョン・ラーゲリンモバイルビジネス統括部長は2月2日、携帯電話向けプラットフォーム「Android」を、「今年の近いうち」に日本語に対応させることを明らかにした。
Androidは、携帯向けのOSやミドルウェア、インタフェース、アプリケーションなどを含むオープンソースのプラットフォームで、無償で利用できる。「端末開発コストの約8割はソフトウェアが占めていると言われており、Androidの無償提供は業界的に大きな変化」
アプリ配信サイト「Android Market」では、ユーザーが好みのアプリをダウンロードして自由に端末をカスタマイズでき、開発者は「YouTubeに動画をアップロードするような」感覚で、自分が開発したアプリを世界に公開できる。
Androidの技術開発を行うアライアンス「Open Handset Alliance」には、米T-Mobile、米QUALCOMM、台湾HTCといった海外企業に加え、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、東芝など国内キャリアやメーカーも参加している。
だがこれまでに発売されたAndroid端末は、T-Mobileの「G1」のみで、日本では未発売。ラーゲリン氏は、Androidを日本で成功させるために「日本の携帯文化を否定するのではなく、いいとこ取りをしたい」と意気込む。
今年中に「日本対応」と「日本語対応」を行う。日本対応の詳細は明かさなかったが、「Androidを日本に持って来る際に行うのは日本語化だけではない」という。
日本の携帯市場については「iモード以来、音声・メッセージ以外の文化が長い。ユーザーのニーズは世界と比較しても先進的。ビジネスではまだ伸ばす余地がある」と分析する。
「もっとフルなインターネットを簡単に、オープンなプラットフォームで使えるようにすればいいのではないか。日本の携帯文化とAndroidを土台に力を合わせれば、日本のユーザーに喜んでもらえるのでは」とラーゲリン氏は話していた。
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Googleが発表したのは、「うわさされたGoogle携帯よりも野心的」な包括的プラットフォームの開発。T-Mobile、HTC、NTTドコモ、KDDIなどがアライアンスに参加する。
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