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「ニコ動」含むポータル事業は4億7500万円の赤字 ドワンゴ1Q
ドワンゴの連結決算は増収増益だったが、ポータル事業(ほぼニコニコ動画)は4億7500万円の営業赤字を計上した。
ドワンゴが2月5日に発表した、2009年9月期第1四半期(08年10月〜12月)連結決算は増収増益だったが、ポータル事業(ほぼニコニコ動画)は4億7500万円の営業赤字。同事業の赤字幅は前年同期(2億4800万円)の約2倍に拡大している。
同事業の売上高は6億3600万円と前年同期比77.9%増。有料会員収入や広告収入、ポイントシステムを使ったサービスが売り上げに貢献したが、会員数増加に伴う設備投資や回線費用の増加、収益化に向けた先行投資などをカバーし切れなかった。
連結売上高は前年同期比3.6%増の69億6000万円、営業利益は4億9600万円(前年同期は1億6300万円の赤字)、経常利益は4億8400万円(同1億5900万円の赤字)、純利益は2億8600万円(同2億4500万円の赤字)。モバイル事業の着うたサービスが好調だったほか、ゲーム事業は黒字転換した。
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ドワンゴは「ニコニコ動画」を09年6月以降に単月黒字化する見通しを立てている。当面は赤字が続くが、広告枠の改善や有料会員の優遇策拡充などで収入を増やす。12月4日発表の「ββ」以降、一般層への浸透を目指していく。
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