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Lenovo、10〜12月期は9700万ドルの赤字 アメリオCEOは辞任
不景気によるPC不振で、減収減益となったLenovo。契約期間終了により、アメリオCEOが同社を去る。
中国のLenovoが2月5日に発表した第3四半期(10〜12月期)決算は、売上高が前年同期比20.1%減の35億9200万ドル、純損失9700万ドル(1株当たり1.09ドル)を計上した。前年同期の純利益は1億7200万ドルだった。
同四半期はLenovoがミニノートPCを全期間にわたって出荷した初の四半期となったが、ノートPC出荷台数は、PC市場全体が前年同期比19%増であるのに対し、同社は3%増にとどまった。売上高は前年同期比20%減の21億ドルとなった。デスクトップPCの出荷台数は前年同期比11%減、売上高は同21%減の15億ドルだった。
地域別では、中国での売上高は16億ドル、南北米の売上高が9億400万ドル、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域は7億3500万ドル、中国を除くアジア太平洋地域は3億4300万ドルだった。
Lenovoは今回の決算報告と同時に、ウィリアム・J・アメリオ社長兼CEOの退任を発表した。当初の3年間という契約期間が終了したためという。Lenovoの創設者である柳傳志氏が会長職に復帰し、現会長である楊元慶氏がCEOに復帰する。同氏は2001〜2004年までCEOを務めた。また上級副社長のロリー・リード氏が、社長兼COO(最高執行責任者)に就任する。
同社は1月に、第1四半期(4〜6月期)に全従業員の約11%に当たる2500人を削減すると発表している。
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