米Microsoftは2月10日(日本時間11日)に4件の月例セキュリティ情報を公開し、Internet Explorer(IE)やExchange Serverの深刻な脆弱性に対処する。深刻度は最大レベルの「緊急」が2件、上から2番目の「重要」が2件。5日の事前通知で明らかにした。
緊急レベルの2件はIEとExchange Serverが対象。いずれも脆弱性が悪用されると、リモートからコードを実行される恐れがある。IEの脆弱性はWindows XP SP2/SP3とWindows Vista/SP1でIE 7を使用している場合のリスクが特に高い。Exchange Serverの脆弱性は、Exchange 2000 Server/Exchange Server 2003/2007が深刻な影響を受ける。
一方、重要レベルの2件はSQL ServerとOffice Visioが対象となる。通常通り、悪意のあるソフトウェアの削除ツール更新版と、セキュリティ以外の更新も同時にリリースする予定だ。
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