フリービットは2月12日、インターネットエクスチェンジ(IX)業者のメディアエクスチェンジ(MEX)を株式公開買い付け(TOB)で完全子会社化すると発表した。
TOB期間は13日から3月12日まで20営業日。買い付け価格は1株2万4219円。MEX発行済み株式の66.67%以上の取得を目指す。現在筆頭株主の日本SGI(約32%保有)はTOBに賛同している。完全子会社化後、MEXは東証マザーズを上場廃止となる見通し。
MEXは商用IXの草分け。2005年11月にライブドア傘下に入り、その後のライブドアの証券取引法違反事件の影響などで業績が不振に陥っていた。事業構造の改善のため、株式を非公開化して中長期的に再建に取り組む必要があると判断した。フリービットは自社ユーザーにMEXのデータセンターサービスを提供可能になる。
関連記事
- 「離脱という方向しか考えられなかった」――MEXが日本SGIと提携
メディアエクスチェンジ(MEX)は日本SGIと、コンテンツ配信を中心とした業務提携を結ぶ。同時にライブドアからの株式譲渡による資本提携も。 - ライブドア、MEX株を日本SGIに売却
ライブドアはファイナンス事業、旧ライブドアオートに続き、子会社MEXの株式の半分以上を売却する。取得する日本SGIは、コンテンツ事業の強化にMEXのデータセンターなどを活用する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.