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ラオックス、秋葉原に専念で「反撃の機会うかがう」 郊外店舗を一部売却
経営再建中のラオックスが郊外店舗の一部をノジマに売却へ。今後は秋葉原での販売に専念しながら「反撃の機会をうかがう」としている。
経営再建中のラオックスは2月17日、郊外店舗の一部をノジマに売却することで基本合意したと発表した。不採算店舗の閉鎖を加速させているが、消費低迷でさらなる抜本策が必要と判断。東京・秋葉原での販売に専念し、「反撃の機会をうかがう」としている。
ラオックスが首都圏を中心に展開する郊外店舗15店(予定)を分割した新会社「ノジマ関東」(仮称)を4月下旬に設立し、ノジマが新会社の全株式を取得する形で検討する。固定費負担が重い物流コストの削減などを見込む。
売却対象事業の売上高(08年3月期)は約117億円で、同社単体売上高の約2割に当たる。その分事業規模が縮小するが、「今後の発展の余地があり、当社の事業発祥の地でもある秋葉原地区での物販事業に専念し、黒字化を図るとともに事業の地歩を固め直し、反撃の機会をうかがう所存です」(同社)
ラオックスは今期中に計画していた直営店舗9店の閉鎖に加え、不採算の13店を追加で閉鎖するなどの改善計画を実行する予定で、特別損失の計上などで09年3月期の最終損益は89億円の赤字になる見通し。
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