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「Google自らガイドライン違反」 PageRank急落は「有料リンク」が原因
「Google自身がガイドラインに反したプロモーション活動を実施した」――google.co.jpのPageRankが9から5に急落した理由を日本法人が説明した。
米Google日本法人は2月18日、自社サイトのPageRankが9から5に急落した理由について、「Googleのガイドラインで禁止している『有料リンク』とみなされる行為を、わたしたち自身が行っていたことが判明したため」と説明した。
Googleのガイドラインでは、サイトの順位を上げるために対価と引き替えにリンクを貼ってもらう「有料リンク」を、「検索エンジン評価に悪影響を与える可能性がある」として禁止している。日本法人が行った「Google急上昇ワードランキング」ブログパーツの口コミプロモーションが有料リンクに当たると判断。PageRankを下げた。
プロモーションは、ブログ口コミネットワーク「CyberBuzz」を利用し、ブログパーツの紹介や貼り付け、ダウンロードサイトへのURLの掲載を依頼し、協力した会員に掲載費を支払うというもの。ネットユーザーから「ガイドライン違反では」と指摘され、同社はプロモーションを中止した(Google、自社製ブログパーツのブログ口コミ中止 「検索ポリシー違反」)。
同社は「Google自身がガイドラインに反したプロモーション活動を実施し、関係者やユーザーのみなさまにご迷惑をおかけしたことをお詫びする」とした上で、「今後はガイドラインを順守し、信頼を取り戻す」としている。
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