「wktkが止まらない」 自演乙選手、ファン投票1位で「K-1 MAX」世界戦へ
「wktkが止まらない」――あの長島☆自演乙選手が、K-1MAXの世界トーナメントに出場する。ネットのファン投票でダントツ1位を獲得し、日本人推薦枠に選ばれた。
「wktkが止まらない」――“コスプレ入場”で知られる、キックボクサーの長島☆自演乙☆雄一郎選手が、「K-1 MAX」世界一決定トーナメント開幕戦に日本人推薦枠で出場することが決まった。推薦枠出場選手を決めるファン投票でダントツ1位だったという。
出場が決まったのは、4月21日にマリンメッセ福岡で開かれる「K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament -FINAL16-」で、世界の強豪16人が戦う。長島選手は、2月に行われた日本代表決定トーナメントの2回戦で敗退したが、ファン投票で世界戦への切符をつかんだ。
開幕戦の対戦カードの一部を発表する記者会見が3月13日、都内で開かれ、長島選手も参加。この日もももちろんコスプレで、日本トーナメント決勝戦用に用意していたという「マクロスF」のランカ・リーの衣装に、15センチほど厚底靴で登場した。
「フルボッコ目指します」 対戦相手はクラウス選手
推薦枠の出場選手を選ぶ「K-1公式サイトのファン投票」で、約5割の票を獲得した長島選手。投票したファンに「別にうれしくなんかないんだからね。でもありがと」とツンデレ風にコメントする。
第1戦の対戦相手は、2002年の「K-1 WORLD MAX」世界王者でオランダ出身のアルバート・クラウス選手。「ボクシングをバックボーンとしたパンチ主体のスタイルで、魔裟斗選手の最大のライバルとしてMAXを盛り上げてきた功労者」(K-1公式サイト)だ。
「クラウス選手はパンチで相手をなぐり倒すスタイルの選手なので、打ち合って、どちらかがリングに倒れる試合をしたい。“フルボッコ”目指します」と長島選手は意気込みを語る。
K-1イベントプロデューサーの谷川貞治さんは長島選手について「日本代表決定トーナメントの試合内容も良かったし、新しい風を吹き込んだ」と評価し、「当然強い相手を当てなきゃいけない」と話していた。
「これが日本の文化だ!」「オランダでアニメ布教を」
谷川さんによると、クラウス選手は長島選手を嫌っているらしい。長島選手と同じく世界トーナメントに出場する佐藤嘉洋選手も、クラウス選手が長島選手のコスプレ姿を見て、「あんな格好で出していいのか。彼はゲイなのか?」ともらしているのを聞いたという。
長島選手は「女の子のキャラが好きだから、女の子のコスプレやってるだけ」と否定。世界トーナメントでもコスプレ姿を披露するという。
「これが日本の文化だ! こらがジャパニメーションだ! って言ってやりますよ。オランダでアニメ布教できるようクラウス選手に協力してほしい」
気になる当日のコスプレ衣装は……「候補はいくつかあるが、まだ考えていない」(長島選手)そうだ。
「人生変わったと実感している」「お楽しみに! ニヤニヤ」
「人生変わったと実感している」――長島選手は、日本代表決定トーナメント出場後に知名度が急上昇。街を歩いていて声をかけられることが多くなったという。
日本代表決定トーナメントで獲得した賞金の使い道については「イベント出演などが増えてきているので、衣装を買う。あとリアルな話、親に渡します」と明かした。
記者会見で長島選手は「有名な声優さんとコラボして曲ができることが決まった」ことも告知。詳細は今後発表する予定で「お楽しみに! ニヤニヤ」と話していた。
関連記事
- 「練習はアニメ4時間見てから」――長島☆自演乙☆選手、K-1戦う“ヲタ”の日常
「プロのコスプレイヤーで、格闘家はおまけ」「生まれたときからずっとアニヲタ」「練習はアニメ4時間見てから」――コスプレファイター・長島☆自演乙☆選手の素顔に迫った。 - ランカコスで「キラッ☆」 長島☆自演乙選手、「K-1 MAX」1回戦はKO勝ち
ランカ・リーのコスプレで、「K-1 MAX」に臨んだ長島☆自演乙☆雄一郎選手。本当に強くてびっくり。 - 長島☆自演乙選手が「K-1 MAX」参戦 「MAXがオタクの国へ……」
“コスプレ入場”で知られるキックボクサー・長島☆自演乙☆雄一郎選手が「K-1 MAX」に参戦する。 - “痛キックボクサー”? 「初音ミク」コスプレの長島☆自演乙☆雄一郎が強い
ミクコスプレでネギ踊りを披露しながら、キックボクシングの試合に臨んだ格闘家・長島☆自演乙☆雄一郎。わずか64秒でTKO勝ちを収めて王者の座を奪うと、客席からネギが投げ入れられた。実話です。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.