ケータイ好きな女性にPCを売り込め MSなど「アイ.ハコブ」キャンペーン
マイクロソフトやPCメーカーなどが参加する「ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム」は、夏商戦に向けて合同キャンペーン「アイ.ハコブ」を展開する。ケータイ利用がメインの若い女性にPCを売り込んでいく。
マイクロソフトやPCメーカーなどが参加する業界団体「ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム」(WDLC)は4月23日、今年夏商戦に向けて展開する合同キャンペーン「アイ.ハコブ」プロジェクトを発表、キャンペーンサイトをオープンした。
「もっとヒトとつながりたいと思う“アナログな気持ち”を“デジタルの力”で応援するプロジェクト」で、企画と監修は映画「おくりびと」の脚本を書いた小山薫堂さんが担当。WDLCのうち37社が協賛する。
テーマは「PCとケータイ」。新規需要を掘り起こすために「携帯電話を中心に活用し、自分専用のPCを持たない20〜34歳の女性」をターゲットに設定し、ネットによる写真共有や、おサイフケータイを使ったPCでのネット決済といった活用を提案していく。
「バイラルマーケティングを利用して(キャンペーンを)盛り上げていく」(WDLC 笠原健司事務局長)としており、「@cosme」などとのメディアタイアップや、人気ブログで製品を取り上げてもらうといったプロモーション活動を積極的に展開する予定だ。
キャンペーンサイトでは、歌手の秦基博さんとコラボレーションを行う「『アイ.ハコブ』フォトレター」や、一般から「アイをハコビたい」というテーマで募集したエピソードをもとに、小山薫堂さんが監修したショートフィルムなどを掲載する。
協賛各社もそれぞれプロモーションを実施。さまざまな業界がキャンペーンに取り組むことで「全体のポテンシャルアップにつながる。“PC町”に楽しみがたくさんあることに気づいてもらう“町おこし”的な意味がある」(ソニーの吉井章二担当部長)
マウスコンピューターは4月27日に、女性が持っていても違和感のないデザインを目指したノートPC「LuvBook S200」を発売。ワコムは、ペンタブレットを利用して写真に絵を描く「『写真を使って遊ぶ』という新しいライフスタイルを提案したい」としている。
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