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ブラウザから読める電子新聞販売サイト 地方紙など8紙でスタート
Webブラウザから紙面レイアウトそのままで読める電子新聞販売サイトがスタートした。地方紙など8紙が読める。
新聞社向け画像配信システムなどを手掛けるウェイズジャパン(東京都新宿区)は8月3日、電子新聞販売サイト「新聞オンライン.COM」をオープンし、地方紙など8紙の電子版の配信を始めた。
まずは、いわき民報、桐生タイムス、市民タイムス、島根日日新聞、南紀州新聞、南信州新聞、夕刊三重新聞、文化通信社を販売。
会員登録し、新聞を選んで購入すれば、紙面レイアウトそのままの新聞をWebブラウザから読める。1度購入すれば、最低2年以上の期間は何度でも読め、新聞によっては印刷も可能だ。
1紙当たりの価格は新聞社によって異なり、100〜150円が主流。定期購読プランもあり、新聞1カ月分と同等の額で読める。
発売は新聞発行と同じ時刻で、「今まで配達時間の関係で当日に入手できなかった山間部や離島などの難配達地域の読者にとっても利便性の高いサービス」としている。
新聞社は、新聞のデータを用意し、印刷の可否や価格などを設定すれば販売を始められる。データの配信や会員の管理などはウェイズジャパンが担当。売り上げの一部を、手数料として各新聞社から受け取る。
取扱い新聞数は今後増やし、「年内に50紙の配信を目指す」という。
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