世界初のUSB 3.0対応HDDと増設カード、バッファローが発売
USB 3.0に対応した外付けHDDと増設インタフェースカードをバッファローが10月下旬に発売する。一般ユーザーが購入できるUSB 3.0機器としては世界初になるという。
バッファローは10月7日、USB 3.0に対応した外付けHDDとPCI Express用増設インタフェースカードを10月下旬に発売すると発表した。一般ユーザーが購入できるUSB 3.0機器としては世界初出荷になるとしている。
外付けHDDは1Tバイトの「HD-H1.0TU3」(2万円)、1.5Tバイトの「HD-H1.5TU3」(2万5300円)、2Tバイトの「HD-H2.0TU3」(受注生産、4万6600円)。増設カードは「IFC-PCIE2U3」(5300円)。
外付けHDDには富士通マイクロエレクトロニクス製のUSB 3.0-Serial ATAブリッジLSIを採用した。バッファロー独自ソフトとして、USB 3.0を6%高速化するという「ターボUSB」を添付する。
増設カードは、Certified USB 3.0認証を取得しているNECエレクトロニクス製ホストコントローラを搭載し、2ポートのUSB 3.0ポートを備える。
それぞれ対応OSはWindows XP/Vista(32/64ビット)/7(32/64ビット)。外付けHDDはUSB 2.0接続のみMac OS X 10.4以降で対応。
同社テストによると、新製品とターボUSBを使った場合の転送速度は130Mバイト/秒以上。USB 2.0対応外付けHDDと比べ、約3.7倍高速だったという。
USB 3.0は次世代USB規格として転送速度を高速化。「Super Speed」モードの規格上の最大転送速度は5Gbpsで、USB 2.0「High Speed」(480Mbps)の10倍以上に達する。
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