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コラム

AppleやGoogleが言いたがらない、スマートフォンの10の欠点(1/2 ページ)

携帯電話ユーザーは特定の特徴にばかり注目し、ほかのものを無視してしまう傾向がある。これはAppleやGoogle、RIMなどには都合がいいが、見落としてはいけない欠点もある。

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eWEEK

 AppleがApp Storeの登録アプリが10万種を超えたと発表したとき、このニュースをすごいと思ったユーザーがいたのは間違いない。これはつまり、わたしたちが欲しいと思うようなアプリが数万種類もあるということに違いない。――そんなふうに信じ込んではいけない。

 携帯電話ビジネスの問題は、コンシューマー市場でも法人市場でも、顧客が特定の特徴にばかり注目してしまい、ほかのものを無視してしまうことが多過ぎる点にある。これはApple、Google、Research In Motionなど、この分野の大手企業にとって都合がいい。そのおかげで、これらの企業は多くの端末を販売している。

 だが、これら企業(そしてほかの企業)が売っている携帯電話の中には、注目されるべきなのに見落とされている欠点を抱えているものもある。彼らが優れた製品を開発しており、進歩しているのは確かだが、彼らの端末にはいろいろな意味で欠点もある。それを見失ってはいけない。

 どんな欠点があるかを見てみよう。

1. タッチスクリーンの品質はまちまち

 ほとんどの場合、タッチスクリーンの品質はベンダーが主張しているほどよくはない。実際のところは非常に使いにくい。iPhoneは一番いい仕事をしていて、実際に使えるレベルのタッチ操作を実現している。だがPalm PreやBlackBerry Stormなどほかの製品を評価してみると、それほどの信頼性はない。

2. バーチャルキーボードは最悪

 iPhoneであろうとBlackBerry Storm2であろうと、バーチャルキーボードは、物理的なキーボードを捨てる理由になるほど使いやすくはない。iPhoneでのタイピングはたいてい、なかなかクレイジーな結果になる。だが、それでも一番マシなのだ。BlackBerry Stormなどのデバイスでのタイピングしようとするとひどいことになる。BlackBerry Storm2は改良されているが、それでもiPhoneには及ばない。そして物理的なキーボードにかなうデバイスはない。

3. 1社のキャリアに縛られるなんて

 Appleにとってはビジネス的に賢明なやり方ではあったが、iPhoneがAT&Tに縛り付けられていることは控えめに言っても残念だ。携帯電話市場においては、キャリアを乗り替えられるかどうかは、携帯電話に満足するかしないかという差を生むこともある。地域によっては、AT&Tの電波状態はひどいところもある。どんなキャリアでも、電波状態がどこでも同じということはない。端末はそのままで、地域で一番電波が入りやすいキャリアに乗り替えるという選択肢があれば、ユーザーがもっと幸せになることは確実だ。

4. 量があっても……

 AppleのApp Storeには10万種を超えるアプリがあるかもしれないが、だからといって競合ストアよりも価値があるとは限らない。App Storeのアプリの大半は、大多数のユーザーからほとんど注意を払われていない。

 実際、App Storeにはほとんどのユーザーがめったに使わないゴミのようなアプリが散乱している。ほかのアプリストアにも同じことが言える。iPhone向けのアプリは一番多いかもしれないが、ユーザーがこれらのアプリに品質を見出さなければ、ほとんど意味はない。

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