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ケンウッド・ビクター初の統合ナビ フラッシュメモリ採用で高速化
ケンウッドと日本ビクターによる初の統合ナビ「MDV-313」は、フラッシュメモリの採用などで高速レスポンスを実現。
JVC・ケンウッドグループは、ケンウッドと日本ビクターによる初の統合カーナビゲーションシステムとなる新製品「MDV-313」を12月に発売する。記憶媒体にフラッシュメモリを採用し、レスポンスの高速化などを図った。
高速メモリと独自圧縮フォーマットにより、画面切り替えや地図スクロールを高速化し、豊富な検索機能も備えた。ワンセグ視聴やDVD再生などに対応するほか、iPhone/iPodの音楽再生機能も搭載したAV一体型モデルとして、ケンウッドのHDDモデルに次ぐミドルクラスとして位置付けている。価格はオープン。
両社の経営統合はカーエレクトロニクス分野で大きな相乗効果を見込み、昨年10月の経営統合に先立って同分野での共同開発を開始。その後同分野の開発や、生産、商品企画などを統合し、世界市場でシェア拡大を図ってきた。
海外市場では、Garminとの協業によるフラッシュメモリ採用AV一体型ナビが成長しているが、国内のプレゼンス強化が課題だった。新製品は、グループのAV技術やナビ技術を結集し、国内市場特有のニーズに応えながら商品ラインアップの拡充を図るのが狙い。海外市場ではJVCブランドで投入する。
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