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朝日新聞社とベネッセ、「語彙・読解力検定」を11年春スタート
朝日新聞社とベネッセは共同で、読解力や文章表現力を測る「語彙(ごい)・読解力検定」を2011年春から始める。
朝日新聞社とベネッセコーポレーションは12月10日、「語彙(ごい)・読解力検定」を共同で実施することで合意したと発表した。2011年春から高校・大学生向けに始め、順次、小・中学生や社会人向けにも広げる。
語句の意味を尋ねたり、文章にふさわしい語句を選ぶ問題をマークシート形式で出題。受検者の読解力や文章表現力向上につなげる狙いだ。朝日新聞が「天声人語」などコラムと一般記事データベースを提供。ベネッセがテスト問題を作成する。
2011年春にスタートし、年2〜3回実施。検定料金は2000〜6000円程度で、2011年度数万人の受検を目指す。検定合格者を大学入試で優遇したり、入学後の単位認定に使ってもらえるよう大学に呼びかけるなど、受検のメリットも整備する。
「以前から、世の中の動きや学術・文化について若い世代の理解を深める検定をやりたいと思っていたが、新聞社単独では具体化に至らなかった」(朝日新聞社の秋山耿太郎社長)ため、同じような検定を検討していたベネッセと連携した。若い世代の読解力や文章表現力向上を目指すとしている。
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