独Siemensはこのほど、白色LEDを使った可視光通信で、最高500Mbpsの通信速度を達成したことを明らかにした。これまでの同社の記録200Mbpsを大幅に上回る速度という。
白色LEDを用い、障害物のない状態で5メートル先の受信機まで500Mbpsでデータを無線送信することに成功した。LEDはSiemensの子会社であるOsramが製造したものを使った。また、最大5個のLEDを組み合わせることで、100Mbpsでさらに遠くにデータを送信できることも証明した。
可視光を使ってデータを無線送信する可視光通信(VLC)は、天井の照明から室内の機器にデータを送るといった用途が考えられ、病院など電磁波が使えない場所でもニーズがあるとSiemensは述べている。
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