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ケータイ小説サイトの魔法のiらんど、アスキー・メディアワークスの子会社に
ユーザー投稿によるケータイ小説サイトを運営する魔法のiらんどをアスキー・メディアワークスが子会社化。
角川グループホールディングスは3月5日、100%子会社のアスキー・メディアワークスが、ケータイ小説サイトを運営する魔法のiらんどの株式を取得し、子会社化したと発表した。ケータイ小説の出版を積極的に進めるほか、角川グループのコンテンツを魔法のiらんどユーザー向けに配信していく。
魔法のiらんどはユニークユーザー600万人、月間35億ページビュー。ユーザーによるケータイ小説120万タイトルが公開されており、映画化された「恋空」などヒットタイトルも輩出している。
同社の許諾を受け、アスキー・メディアワークスは2007年から「魔法のiらんど文庫」でケータイ小説の書籍化を展開してきた。両社の関係拡大に向けた協議を重ねたところ、「魔法のiらんどが角川グループに入ってシナジー効果を発揮することが最善」と判断したという。
魔法のiらんどはアスキー・メディアワークスの事業インフラを活用し、事業拡大と経営基盤の確立を図っていく。アスキー・メディアワークスは、文庫に加え、単行本やコミックスなどへの展開も図っていく。角川グループは、グループ各社のコンテンツを活用した電子書籍配信を魔法のiらんどユーザー向けに展開していく考え。
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