日本人宇宙飛行士の山崎直子さんが搭乗したスペースシャトル「ディスカバリー」は、予定通り日本時間午後7時21分(現地時間午前6時21分)、米国フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。
打ち上げの少し前、ケネディ宇宙センターでは、ディスカバリーの目的地である国際宇宙ステーション(ISS)が上空を通過していくのが見えた。
打ち上げ時刻はまだ夜明け前の闇だったが、固体燃料ロケットブースターが点火されると辺り一面はまるで昼のような明るさに。報道席は5.5キロ離れているが、ブースターの轟音(ごうおん)は耳が聞こえなくなるほどのすごさで、巨大な物体を加速する生のエネルギーが伝わってきた。宇宙を初めて体験する山崎直子さんは、ディスカバリーの中でそれをどう感じていただろうか。
スペースシャトルの打ち上げは、初飛行から30年経とうとしている今でも、依然として多くの人々を魅了し続けており、そのすごさは実際に見るとはっきり分かる。このような計画があと4回で終了してしまうとは信じられないが、新しい時代が来ることを願いたい。
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