ニュース
Wi-Fi内蔵SDカード普及へ、東芝が新団体設立
Wi-Fi通信機能を内蔵したSDカードの共通規格策定を進める業界団体を東芝が設立。NANDフラッシュの新アプリケーションとして市場開拓を進める。
東芝は6月22日、Wi-Fi通信機能を内蔵したSDメモリーカードの普及を目指し、共同規格を策定する業界団体を29日に設立すると発表した。NANDフラッシュメモリの新アプリケーションとして市場開拓を図り、カメラメーカーなどに広く参加を呼び掛けていく。
新団体は「無線LAN内蔵フラッシュメモリカード共同規格策定フォーラム」。SDカードにWi-Fi機能を内蔵することで、通信機能のないデジタルカメラ同士で画像をやり取りしたり、デジタルカメラからネット上に画像を直接アップロードできるようにする。
共同規格の主な仕様は、通信機能がIEEE 802.11b/g準拠、容量は8Gバイト(SDHC)。画像ファイルはJPEGとRAWに対応する。2011年発売の次世代モデルでは802.11nにも対応する予定。規格はシンガポールの電子部品メーカーTrek 2000 Internationalと共同で提案する。
関連記事
- 無線LAN搭載SDカード「Eye-Fi」に動画対応版 4Gバイトで9980円
無線LAN機能を搭載したSDカード「Eye-Fi Share」に、動画を転送できる新版が登場。写真のみに対応した従来のカードは値下げする。 - 無線LAN内蔵SDメモリーカード「Eye-Fi」に位置情報機能
「Eye-Fi Explore」に、撮影した写真に自動的に撮影した場所の情報を追加する「ジオタグ」機能が追加された。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.