帝国データバンクによると、家電などの通販サイト「インターネット激安ショップ トマト」を運営していたシモカネ(山口県下関市)が山口地裁下関支部に自己破産を申し立て、破産手続き開始決定を受けた。負債総額は約37億8000万円。
大正時代に創業した金物卸業者だったが、96年から中古車販売なども手がけていた。「インターネット激安ショップ トマト」は「日本一の安さに挑戦中」などとうたい、家電やPCなどを格安で販売。2008年1月期の売上高は98億6500万円だった。
だがリーマンショック以降の景気低迷に加え、エコポイント制度の導入で量販店に来店して買い物する客が増加。得意先とのトラブルもあり、2010年1月期には売上高が53億8000万円にまで低下し、2期連続で最終赤字に。その後も売り上げは回復せず、資金繰りがひっ迫していたという。
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