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Apple、携帯メールを監視する技術の特許取得
Appleが特許を取得した技術は、不適切な内容を含むメッセージを遮断したり、メールから問題のある言葉を取り除くことができる。セクスティング問題への対策として活用できそうだ。
米Appleが、携帯メールを監視して、不適切な言葉を取り除く技術の特許を取得した。
この特許(米国特許7,814,163号)は、Appleが2008年1月に米特許商標局に出願したもの。「個人用通信デバイスにおけるテキストベースのコミュニケーションの管理」と題されており、「デバイスで送受信されるテキストメッセージの内容をユーザーが管理できるシステム、デバイス、手法」についての特許という。
この技術は、メッセージに不適切な内容が含まれている場合に送受信を遮断したり、メッセージが発信される前、あるいは受信される際に問題のある内容を削除するといったように利用できるとAppleは説明している。メッセージが不適切かどうかの基準は、ペアレンタルコントロールなどで決められるという。
欧米では、子供が携帯で性的なメールやヌード写真を送る「セクスティング」が問題になっている。Appleの特許はそうした問題を防止するのに使えそうだ。
また同社は、砕けた文体になりがちの携帯メールにおいて、この技術は正しい文法やスペルの指導にも利用できるとしている。
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