ニュース
楽天、ヤフー・Google提携は「ネットサービスの成長阻害」と異議 公取委に申告書
ヤフーがGoogle検索エンジンを採用する提携に対し、楽天が「Googleによる情報独占につながる」などとする申告書を公取委に提出。
楽天は10月20日、ヤフーがGoogle検索エンジンを採用する提携は「Googleによる情報独占につながり、検索のみならず国内の多くのネット関連サービスの発展と成長を阻害する恐れがある」などとする申告書を公正取引委員会に提出したことを明らかにした。
楽天は独占禁止法(45条)に基づき申告書を提出した。提携について「改めて公取委など関係者の十分な議論と検証が必要」とし、提携が独禁法に抵触していないという見解の公取委に対し再検討を求めている。
ヤフーとGoogleの提携について、米Microsoftも「日本の検索市場における競争を阻害する」と懸念を表明している。
関連記事
- 「Yahoo! JAPANとGoogleの提携は競争を排除」とMicrosoft
Yahoo! JAPANがGoogle検索を採用する計画に、Microsoftが異議。Googleが日本の検索・検索広告をほぼ掌握し、「日本の消費者がWebで何を見つけられるかを、Googleだけが決めることになる」と主張している。 - 「『検索の9割がGoogleに』は誤解」 ヤフー井上社長、検索提携を語る
「ヤフーの検索や広告はほとんど変わらない」――ヤフーの井上社長は、Googleとの検索提携について「誤解が多い」とし、改めて説明した。 - 「Bingも無視していたわけではないが」――井上社長が語る、ヤフーがGoogleを選んだ理由
「Bingも無視していたわけではないが」―ヤフーの井上社長がGoogleの検索エンジンを採用した理由を語った。Yahoo!JAPANは「独自の味付け」で、Googleと勝負していく。 - Yahoo!JAPAN、Googleの検索エンジンと広告配信システムを採用 正式発表
ヤフーは、Yahoo!JAPANの検索エンジンと検索連動広告配信システムをGoogleに切り替えると発表した。Yahoo!JAPANのデータをGoogleに提供することも明らかにした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.