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Share上の児童ポルノコレクターは「2万人以上」 ネットエージェント調査
ネットエージェントによると、「Share」で児童ポルノを収集しているとみられるユーザーは2万人以上いるという。
ネットエージェントは10月22日、P2Pファイル共有ソフト「Share」上で児童ポルノを収集しているとみられるユーザーが2万人以上に上るという調査結果を発表した。
調査は、ファイルを収集しやすくするためにユーザーが設定する「クラスタ」に児童ポルノ関連ワードを設定しているユーザー(ノード)をカウントした。ただし、ファイルが実写か、イラストなのかなど、ファイルの内容自体の調査は実施していないとしている。
警察がP2Pによる児童ポルノ法違反容疑で18人を一斉に逮捕した9月27・28日前後の推移を調べたところ、摘発前の25日には2万7697だったユーザー数が、摘発後の9月30日には2万485にまで減少していた。だが10月3日には2万4978と、回復傾向にあった。
Share利用者は約10万人規模に上るとみられ、児童ポルノ関連ワードを設定しているんはその2割以上ということになる。ネットエージェントは「今回の全国一斉取締りによる児童ポルノコレクターへの抑止効果は限定的なようだ」と指摘。P2Pソフトを利用することで意図せず児童ポルノを中継・公開してしまう可能性があるとして、注意を呼びかけている。
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