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米大手携帯キャリア、NFC活用のケータイ決済で連合
AT&T、T-Mobile、Verizon Wirelessが合弁企業ISISを設立し、スマートフォンとNFCを活用したモバイル決済サービスを提供する。
米大手携帯キャリアAT&T、T-Mobile、Verizon Wirelessは11月16日、携帯電話で買い物ができるモバイル決済サービス提供のため、合弁企業ISISを設けると発表した。
ISISはまず、店頭で携帯電話による支払いができるモバイル決済ネットワークの構築に注力する。スマートフォンと近距離無線通信規格NFC(Near Field Communication)を活用した決済サービスを、18カ月以内に主要地域で立ち上げるとしている。
ISISは米金融企業Discover Financial Servicesの決済ネットワークを利用し、米クレジットカード会社Barclaycardが最初の発行者となる。合計2億人を超えるAT&T、T-Mobile、Verizon Wirelessの携帯サービス加入者がISISのサービスを利用できる。
NFCは、日本の「おサイフケータイ」に使われているFelicaの兄貴分となる通信方式で、Androidでの次期バージョン「Gingerbread」でサポートされる予定。ISISのサービスとAndroidでのサポートで、米国でも携帯電話による決済の普及が進むとみられる。
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