ジャーナリストの上杉隆さんなどが参加する「フリーランス・雑誌・ネットメディア有志の会」はこのほど、記者会見の開放を求めたり、記者会見を主催する団体「日本自由報道記者クラブ協会」(仮名)の草案を公表した。1月27日には初の主催会見として、民主党の小沢一郎元代表の記者会見を実施した。
設立趣意書の草案によると「日本自由報道記者クラブ協会」は、公的な記者会見の開放を訴え、会見を代行主催する非営利団体。取材・報道目的なら個人で誰でも会見に参加できる。取材内容を媒体に公表する際は、署名を義務づけている。
「記者会見の開放を訴え、実践してきた政治家」として、最初の会見に小沢一郎氏を選んだ。今回は会場が狭いため、あらかじめ声をかけた人のみ参加可能にしたが、今後あらゆる会見を行い、できるだけ多くの人が参加できるようにしていく。
関連記事
- 記者会見のオープン化で、現場では何が起きているのか
政権交代をきっかけに記者会見のオープン化が進んでいる。大臣の記者会見では大手メディアの記者と一緒に、ネットメディアの記者が質問しているが、現場では混乱が起きていないのだろうか。 - 「Web専業メディアはオープン化対象外」 総務省記者クラブに定例会見への参加条件を聞いた
総務省が記者クラブ加盟社以外のメディアにも定例会見を開放。ITmedia Newsも、参加条件と申請方法を問い合わせてみたが…… - 外務省がネットメディアにも会見開放 ニコ生やJ-CASTニュースがリポート
外務省が定例記者会見をネットメディアなどに開放した。「ニコニコ生放送」で生中継されたほか、J-CASTニュースも取材している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.