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Skype、ホームタブに広告を掲載――年内IPOに向けて米、英、独でスタート
年内のIPOが見込まれるSkypeが、収益拡大を目指してサービス内に広告を掲載すると発表した。
ルクセンブルクのSkypeは3月7日(現地時間)、同社のIP電話サービスのWebページに広告を掲載すると発表した。まず米、英、独のWindows版で今週スタートし、順次地域とプラットフォームを拡大していく計画という。
広告はホームタブの上方に掲載され、ポップアップや動画などは伴わない。ユーザーデータに基づいてターゲティングした広告を掲載するが、ユーザーはプライバシータブでユーザーデータの提供をオプトアウトできる。Groupon、Universal Pictures、Visaなど大手の広告掲載が決まっているという。Skypeは、広告はユーザー体験を損なわないものになると強調している。
Skypeは昨年8月にNASDAQ上場の計画を発表した。同社が3月4日に米証券取引委員会(SEC)に提出した文書によると、2010年12月末時点の登録ユーザー数は6億6300万人だが、有料サービスのユーザーは880万人だった。同社は収益確保の戦略として、有料サービスのユーザーベース拡大とともに、広告、ゲーム、サービス内バーチャルグッズなどによる新しい収益モデルを開発するとしている。
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