Mobageがスマートフォン対応拡大 iOS/Androidネイティブアプリ、Unreal Engine対応
DeNAがMobageのスマートフォン向けゲームエンジン対応を拡大。ngCoreに加え、iOS/AndroidネイティブアプリにもMobageプラットフォームを開放するほか、Unreal Engine 3、Unityもサポートする。
ディー・エヌ・エー(DeNA)は5月12日、「Mobage」でスマートフォン向けゲームエンジンのサポートを拡大すると発表した。買収した米ngmocoの「ngCore」に加え、iOS/AndroidネイティブアプリにもMobageプラットフォームを開放。「Unreal Engine 3」にも対応し、高度なグラフィックスを楽しめるゲームもMobageプラットフォームに呼び込む。
スマートフォン向けゲームエンジンとして、昨年12月からngCoreのSDKを提供してきたが、エンジンのサポートを拡大することでデベロッパーのニーズに対応、Mobageプラットフォームの利用拡大を図る狙いがある。
iOS/Androidネイティブアプリとしてゲームを開発するデベロッパー向けには、それぞれ「Mobage iOS SDK」「Mobage Android SDK 」を提供。両OSのネイティブアプリからもMobageのソーシャルゲームプラットフォーム機能を直接利用できるようにする。既存のゲームのソーシャルゲーム化も容易になるとしている。
またUnreal Engine 3のサポートでは、米Epic Gamesが前面的に協力して「Mobage Unreal Engine SDK」を提供。日本語でのサポート体制もUnreal Engine側に合わせて整え、相互に利用しやすい環境を用意していくという。
デンマーク発のゲームエンジン「Unity」にも対応。Plugin形式で「Mobage Unity SDK」を提供する。グリーも3月から、Unityに対応したプラグインを提供している。
DeNAは12日、Android向けMobageアプリをリリースした。ngCoreを使って開発した内製ゲーム「忍者ロワイヤル」「アクアコレクション」などを楽しめる。
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