「Baidu IME」に翻訳検索機能――特設サイトもオープン
バイドゥの日本語入力システム「Baidu IME」に、エキサイトと連携した翻訳検索機能が加わった。下川みくにさんが登場する特設サイトもオープン。
バイドゥは5月18日、日本語入力システム「Baidu IME」に、エキサイトと連携した「翻訳検索機能」を追加したと発表した。言語バー上に設けられたボタンをクリックして翻訳したい文章を入力することで、簡単に翻訳結果ページを表示できるという。
また同日、特設サイト「I love me - わたしスタイルの日本語入力」をオープン。元「チェキッ娘」で現在は日本と中国で歌手として活躍する下川みくにさんをイメージキャラクターに起用し、Baidu IMEの認知度アップと利用者増加を目指す。
Baidu IMEは、検索サービスを運営する同社が無料で提供する日本語入力システム(IME)。文字入力部分のデザインをスキンで変更したり、「2ちゃんねる辞書」「ギャル文字辞書」などユーザーに合わせたオプション辞書の追加ができるなどの特徴を持つ。「IMEは普段から使うソフトだからこそ、ユーザーのニーズや好みに合わせた“わたしスタイル”のIME(を実現した)」(バイドゥのチョウ・コウ プロダクトマネージャー)という。
今年3月、旧サービス名「Baidu Type」からの名称変更を含むリニューアルを実施し、新たに「スクリーンショット機能」を追加した。言語バー上のボタンを押して画面上の範囲を指定することで、ユーザーが開いているPC画面を切り出したキャプチャ画像を撮影できるほか、撮影したキャプチャ画像に文字や図形を書きこむことも可能だ。また対応OSはWindows XPのみだったが、リニューアルでWindows 7/Vista 64bitに対応した。
パートナー企業と連携した新機能を搭載する取り組みも始めている。エキサイトと協力した翻訳検索機能もその1つ。翻訳できる言語は英語・中国語・韓国語など、エキサイト翻訳が対応する全言語をサポートしているという。今後は他のパートナー企業と連携した機能も追加していくという。
特設サイトではBaidu IMEのダウンロードのほか、新たにオプション辞書に加えられた「中国語辞書」のダウンロードや、下川みくにさんのオリジナルデザインスキンのダウンロードなどが可能だ。
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