米Adobe Systemsは6月21日(現地時間)、2011年第2四半期(3月〜5月期)の決算を発表した。
売上高は前年同期比9%増の10億2300万ドル、純利益は54%増の2億2940万ドル(1株当たり45セント)だった。売上高は、同社の予測(9億7000万〜10億2000万ドル)を上回った。
営業利益は2億7670万ドルで、前年同期比22%増。営業利益率は27.0%で、前年同期の24.1%を上回った。
2009年に買収したオンラインマーケティングツールOmnitureの製品が記録的な売り上げになったほか、Acrobatの売り上げが前年比17%増と好調だった。同四半期中に発売したクリエイティブ関連ソフトウェア「Adobe Creative Suite 5.5」も好調という。
同社CEOのシャンタヌ・ナラヤン氏は、「第2四半期の好調な業績は、ユーザーがデジタル体験を支援するわれわれの戦略がユーザーの支持を得ていることを示す」と述べている。
第3四半期(6〜8月期)の見通しについては、売上高を10億〜10億5000万ドル、営業利益率を24.5〜27.5%、1株当たり純利益を35〜42セント(いずれもGAAPベース)とみている。
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