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Google、FlashをHTML5に変換するツール「Swiffy」を公開 iOSにも対応

Flashを使ったWebページをiPhoneやiPadでも表示できるようにSWFファイルを変換するツール「Swiffy」がGoogle Labsで公開された。

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 米Googleは6月28日(現地時間)、FlashのSWFファイルをHTML5に変換するツール「Swiffy」を、Google Labsで公開した。Swiffyで変換したファイルは、GoogleのChromeや米AppleのSafariなど、XMLベースの2Dベクター画像記述言語SVGをサポートするWebkitブラウザで表示できる。つまり、iPhoneやiPadのSafariでも表示できるということだ。

 Googleによると、現行版はまだ早期リリースのため、Flashのすべてのコンテンツを変換できるわけではないが、アニメーションやバナー広告などは問題なく表示できるという。ギャラリーにあるサンプルは、オリジナルとほぼ同じように表示される。

 swiffy 1

 Swiffyのページで「ファイルを選択」ボタンをクリックし、.swfのファイルをアップロードすると、数秒でオリジナルと変換後の比較ができるプレビューが表示される。変換後のコンテンツ上で右クリックして保存を選べば、変換後のhtmlファイルをダウンロードできる。変換結果のページでは、shape tweensなど、変換できなかった要素がリストアップされる。

 swiffy 2

 同ツールでは、SWFファイルはJSONファイルに変換され、クライアントサイドのJavaScriptランタイムがHTML、SVG、CSSを利用してこのファイルをレンダリングする。

 Googleは各サービスで当面Flashをサポートするとしているが、動画プラットフォームとしてはHTML5準拠の「WebM」を推進している。

 なお、米Adobe Systemsも3月に、FlashをHTML5に変換する実験的ツール「Wallaby」をリリースしている。

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