米Googleが、顔認識ソフトを手掛ける米Pittsburgh Pattern Recognition(PittPatt)を買収した。PittPattが自社のWebサイトで7月22日(現地時間)、明らかにした。買収総額などの詳細は公表されていない。
PittPattは2004年、カーネギーメロン大学ロボット工学研究所の物体認識に関する研究のスピンオフとして創業した非公開企業。同社が提供する「PittPatt Face Recognition SDK」を利用すると、画像内の顔を認識したり動画で顔を追跡したりするツールを作成できる。
同社のWebサイトには「Googleではコンピュータ視覚技術は既に多くの製品(画像検索、YouTube、Picasa、Goggles)のコアになっており、われわれがGoogleに参加して、より多くのユーザーにわれわれの研究と技術を提供するのは自然なことだ。われわれは今後も、単純な写真管理ツールから高度な動画やモバイルアプリでコンピュータ視覚技術の可能性を引き出していく」とある。
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