Facebook、単体で使えるグループSMSアプリ「Messenger」発表:Google+のHuddle対抗
Facebookが、3月に買収したBelugaの技術を利用したグループチャットアプリを公開した。Facebookとは独立したスタンドアロンアプリとなっている。
米Facebookは8月9日(現地時間)、米AppleのiPhoneおよび米GoogleのAndroid端末向けメッセージングアプリ「Messenger」を発表した。米国のApp StoreおよびAndroid Marketでは既に公開されている。現時点では米国でのみの公開のようだ。カナダのResearch In Motion(RIM)のBlackBerry向けアプリも公開する予定だ。
Messengerは、Facebookサービスとは独立した単体で使えるアプリで、Facebookの友達や携帯電話に登録している連絡先にテキストメッセージを送信できる。相手がMessengerを利用していなくても、非スマートフォンユーザーでも送受信でき、Googleのソーシャルサービス「Google+」のモバイル向け機能「Huddle」のようなグループメッセージングも可能だ。
同アプリは、Facebookが3月に買収した米Belugaのアプリを元にしているようだ。Messengerを紹介する公式ブログはBelugaの共同創業者で現Facebookのエンジニア、ルーシー・チャン氏が書いている。
Messengerの利用方法はシンプルで、新規メッセージ作成画面で相手の名前を入力すると、端末に登録してある連絡先から相手候補が表示される。複数の相手を追加すれば、グループチャットになる。メッセージには自分の現在地を追加することもできる。MessengerはFacebookと統合されているため、MessengerでFacebookのメッセージやチャットを読むことができ、MessengerでのチャットはFacebookに保存される。
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