GoogleのMotorola買収にSamsungやHTCが歓迎の意を表明
GoogleによるMotorola Mobilityの買収発表に対し、SamsungやHTCなどのAndroid端末メーカーが歓迎の意を表したほか、Nokiaも「Windows Phoneエコシステムの促進につながる」と語った。
米Googleが8月15日(現地時間)に発表した米Motorola Mobilityの買収に対するAdroid関連企業のコメントを、Googleが公開した。
発表に当たり、Googleのラリー・ペイジCEOは「Motorolaの買収でGoogleの特許ポートフォリオが強化されることで、競争は激化するだろう。これにより、われわれはMicrosoft、Appleその他の企業からの反競争的脅威からAndroidをより強く守れるようになる」と述べた。
Samsung
「GoogleがAndroidとそのパートナーとエコシステムを守ろうという強いコミットメントを示す今日のニュースを歓迎する」(モバイルコミュニケーション部門社長、J・K・シン氏)
Sony Ericsson
「Androidとそのパートナーを守ろうというGoogleのコミットメントを歓迎する」(社長兼CEO、バート・ノードバーグ氏)
HTC
「われわれは今日の買収のニュースを歓迎する。これは、GoogleがAndroid、パートナー、エコシステム全体を守ることに深くコミットしていることを示している」(ピーター・チョウCEO)
LG Electronics
「Androidとそのパートナーを守ろうというGoogleのコミットメントを歓迎する」(LG Electronics Mobile Communications部門の社長兼CEO、パク・ジョンソク氏)
このほか、Android端末などに向けた半導体を手掛けるMarvell Technology Groupの共同創業者のウェイリ・ダイ氏、Best Buyのブライアン・ダンCEOからの歓迎のメッセージが紹介されている。
また、米MicrosoftのWindows Phone端末で米Appleに対抗しようとしているフィンランドのNokiaの広報担当者は米Wall Street Journal(リンク先を読むには購読手続きが必要)に対し、「この動きはWindows Phoneのエコシステムを大きく促進することにつながるだろう。NokiaとMicrosoftは、それぞれの知財ポートフォリオを用いて、協力してWindows Phoneのエコシステムを構築していく」と語った。
関連記事
- Google、Motorolaの携帯部門を買収 Androidの成長加速へ
- Google、IBMから1000以上の特許を購入――Bloombergが報道
- スマートフォンのメーカー別シェア1位はApple、2位はHTC――Nielsenの米市場調査
- Apple、Android勢に最初の勝ち星 HTCによる特許侵害をITCが認める
- Apple、MicrosoftらがNortel特許を45億ドルで落札――Googleは敗退
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.