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「Science」がはやぶさ特集号 「イトカワ」微粒子の分析結果で論文6編掲載
米科学誌「Science」が探査機「はやぶさ」の成果を特集。小惑星「イトカワ」から持ち帰った微粒子の初期分析結果についての論文6編を掲載。
探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から持ち帰った微粒子の初期分析結果を、8月26日発行の米科学誌「Science」が特集した。微粒子の写真が表紙を飾り、イトカワの形成過程や地球に飛来する隕石の起源を検証する6編の論文が掲載された。
初期分析に携わった東北大、北海道大、首都大学東京、大阪大、茨城大、東京大を中心とする研究グループによる論文を掲載した。
微粒子は地球とは異なる同位体比を持ち、地球外物質であることが判明。イトカワなどの小惑星が、地球に落下する隕石の1種の供給源であることが分かった。イトカワには現在の10倍以上の母天体があり、大きな衝突が起きた後に再集積して今のイトカワになったと考えられるという。
Scienceでは、はやぶさによるイトカワの観測成果が2006年6月に、太陽観測衛星「ひので」が07年12月に、月周回衛星「かぐや」が09年2月にそれぞれ特集され、表紙を飾っている。
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