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HP、OpenStackベースのクラウドサービスを発表
PC部門を切り、クラウド事業に重点をシフトしつつあるHPが、「HP Cloud Services」の2つの新サービスをβ版として発表した。
米Hewlett-Packard(HP)は9月7日(現地時間)、「OpenStack」採用の2つのクラウドサービス「HP Cloud Compute」と「HP Cloud Object Storage」を発表した。HPのページからプライベートβへの参加を申し込める。
HPは7月にOpenStackへの参加を発表した。OpenStackは米Rackspace HostingがNASAと協力して2010年に立ち上げたオープンソースのクラウドプラットフォーム。現在、米Dellや米Cisco Systems、NECなど100社以上が同プロジェクトに参画している。
HP Cloud Computeは、米Amazon.comのEC2のような、オンデマンドでインスタンスを配置できるクラウドサーバサービス。HP Cloud Object StorageはAmazon.comのS3に似たクラウドストレージサービスだ。これらはHP Cloud Servicesの最初の製品で、同社は今後、ラインアップを拡充していくとしている。
HPは現在、利益率の低いPCなどの個人向けハードウェア事業を整理し、クラウド、コネクティビティ、ソフトウェアに重点を置く新戦略を打ち出している。
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