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2015年にはインターネット接続でモバイルがPCを上回る――IDC予測
2015年には世界人口の40%がネットに接続するようになり、米国ではスマートフォンやタブレットからの接続がPCを上回るとIDCは予測する。
2015年には、米国でインターネット接続に利用される端末として、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末がPCを上回る――。米調査会社のIDCが9月12日(現地時間)、インターネットに関する予測「Worldwide New Media Market Model」を発表した。
スマートフォンが携帯電話(いわゆる「フィーチャーフォン」)より売れるようになり、タブレットが爆発的に売れている中、米国におけるモバイル端末でインターネットを利用するユーザー数は2010年から2015年にかけて、年平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)16.6%で拡大するとIDCはみている。
スマートフォンとタブレットの普及により、PCからのインターネット接続は将来的には減少するという。西欧と日本でも、すぐに同様の現象になるとIDCは予測する。
インターネットに接続する世界のユーザー数は、2010年の20億人から、2015年には全世界人口の40%に相当する27億人になるという。
同社はまた、世界のB2Cのeコマース投資が2010年の7080億ドルから2015年の1兆2850億ドルに、年率12.7%で増加し、オンライン広告は2010年の700億ドルから2015年の1380億ドルに増加するとみている。オンライン広告の広告全体に占める割合は、2010年の11.9%から17.8%に拡大するとしている。
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