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サイコミュ的ネコミミ現る 脳波で立ったりたれたりする「necomimi」

脳波を最大限に平和利用する「neuro communication machine=necomimi」が東京ゲームショウ会場に登場。脳波を測定し、気分によってネコミミが立ったりたれたりするという、全人類の夢をかなえるガジェットだ。

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necomimiを装着する右の男性は「iPad magic」で知られるマジシャンの内田さん

 「Aちゃんさあ、動かない猫耳じゃあまりに平凡じゃない?」「はい?」「neuro communication machine=necomimiでどう?」──ほんとの猫のように気分に合わせて動く「necomimi」が「東京ゲームショウ2011」(9月15〜18日、幕張メッセ)に出展されている。来春の発売を目指して改良が進められている。

 出展したのは、脳波や生体センサーを使ったファッションアイテムなどを開発するというプロジェクト「neurowear」。「neurowear vol.1 necomimi」という正式名称を持つこの猫耳、脳波センサーを使った「全く新しいコミュニケーションツール」だ。

 ヘッドフォンのようにかぶり、おでこと耳たぶにセンサーを当てる。α波とβ波を基準に「集中度」と「リラックス度」を算出し、集中すると耳がやや後ろに反り返りながらピンと立ち、リラックスすると耳が前方にたれる。集中度とリラックス度が同時に上がるとぐるぐる回転するという。脳波の状態はBluetooth経由でスマートフォンアプリに送り、モニターできる。

 脳波という見えないものを可視化し、新しいコミュニケーションを体験するためのガジェットとして生まれた。「脳波センサーは頭に装着する必要があるため、頭に装着して不自然でないものでいくつか考えた結果、日本から世界に発信するアイデアとして、ポップカルチャーとして象徴的なネコミミを選択した」という。

 出展しているものはコンセプトモデルだが、来年春の発売を目標に改良を進めている。価格は未定だが「子どもがお年玉で買えるくらい」を目指しているという。

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ネズミを手の中に隠している人を見つけるとネコミミが反応するマジック

 東京ゲームショウ会場では、necomimiを使った手品を披露。あのiPadから煙やハトが飛び出すマジックで知られる内田伸哉さんが実演した。

 necomimiは坂本龍一さんも楽しんでいる。

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